「打診があれば検討する」
「診」という漢字のとおり、元々は「診察」の種類のことです。漢字の意味も合わせて説明します。
打診の読み方
これは、「だしん」と読みます。
打診の意味
これは、
「相手の意向を知るために、前もって相手に事を伝え、反応をみる」
という意味です。
「こういうことに興味はないか?どうだね?」と、気持ちを確かめることです。
相手を打って反応を見て察する、そんな意味で考えたい。
相手の意向を確認するための行うなので、相談ではない。打診の語源については 医者の診察方法の一つで、体を指で軽く叩いて内臓の様子を知る診察のことになります。
空気の量による響きの違いで、内臓の膿や腫れなどの様子がわかります。
今のように器具が無い時代、こういう診察が普通でした。
その意味から転じて、
言葉を投げて相手の意向を知るという意味で使われているものです。仕事でもいろいろな打診があると思います。「ちょっと考えてみてくれ」と時間を置かれることもあり、どう返事をするか迷うところです。
打診への返事は重要となることが多いので、よく考えたい。
最後に、漢字それぞれの意味を解説します。
「打」は「うつ」という意味の漢字。
語原は「手」を「釘の頭」を表す漢字の組み合わせ。
釘を打ち込むことを表します。
「診」は「みる、しらべる」という意味の漢字。
語原は「言葉」と「発疹のある人」を表す漢字の組み合わせ。
病人をみる、調べることを表します。
二つを合わせて、「打って病人を調べる」となる。
打って相手の言葉を得る、とそんな感じで使いたい。
打診の使い方
・協議の再開を打診したが、期待した返事は得られなかった。
・論文の撤回を打診したと発表した。
・メッシにスペイン代表の打診あった。
以上、打診の意味でした。