証言などに対して「信憑性が問われる」など、
ニュースや刑事ドラマなどでよく聞く言葉です。
「信頼性」とはどう違うのか?「憑」の意味をしっかり理解したい。
信憑性の読み方
これは、
「しんぴょうせい」
と読みます。
「憑」は音読みで「ヒョウ」なのですが、
この言葉の流れでは「ピョウ」と読みます。
訓読みは「つく」です。
信憑性の意味
これは、
「人の言葉や情報・証言などの信用できる度合い」
という意味です。
信用して拠り所にする、その度合いという意味です。
本当に信じられるか?の度合いが信憑性。
例えば、「信憑性がない発言」であれば、
「事実として認める情報が少なく信用できない発言」という意味になります。
「憑」は「よる、たよる」という意味の漢字。
語原は「心」と「もたれる」の組み合わせ。
よりかかる心情を表す漢字です。
「頼るもの、よりどころにするもの」という意味になります。
したがって、「信憑」は
「信じてよりどころにする」という意味になる。
「信じて心をあずけられる程度」が「信憑性」です。
「信頼性」も似た意味ですが、
「信じて頼りにする度合い」となり、「よろしく頼む!」と人に任せる程度の意味で使います。
「証言」は任せないので、信憑性。
「性能の良い機械」は任せるので信頼性。
そんな感じで使い分けます。
信憑性の使い方
・彼の話は信憑性に欠ける。
・この調査データは信憑性がない。
・信憑性の有無が重要となってくる。
以上、信憑性の意味と読み方とはでした。