「規約に準じる形でお願いします。」
「準優勝」などよく使われる漢字ですが、意味が難しい。
「準」の意味をしっかり理解しよう。
準じるの読み方
これは、
「じゅんじる」
と読みます。
同じ意味・読み方をする「准じる」という言葉もありますが、
漢字の形が違うだけで意味は同じです。
準じるの意味
これは、
「ある根拠に従う。のっとる」
「正規なものにならう。なぞらえる。」
という意味です（大辞林より引用）。
「仕様は規格に準じる」という使い方であれば、
「この仕様は規格にのっとるもの、従うもの」という意味になる。
規格を基準として作った仕様です。
これは漢字の意味がわかれば理解できます。
「準」は「なぞらえる、のっとる」という意味の漢字。
語源は「水平を計る道具の"みずもり"」を表す漢字で、
水平器には絶対に従うものなので、「のっとる、よりどころにするもの」という意味になった。
また、「基準となるものに倣う」ともなり、「なぞらえる」の意味にもなる。
「準優勝」は「（成績を）優勝になぞらえる」となり、「２位」を意味します。
「準看護師」は「看護師になぞらえる＝格下」です。
正規なものにならったもの＝一つ格下という意味で考えたい。
「準ずる」も同じ意味で、ただの言い方違い。
どちらでも良いです。
準じるの使い方
・待遇については正会員に準じる。
・この処置は前例に準じる形で行う。
・処分内容は条例に準じる。
以上、準じるの意味とはでした。