物理学や化学においてよく使われる言葉ですが、
いつしかビジネス語としても使われ始めました。
似た言葉の「定性的」との違いも説明します。
定量的の読み方
これは、
「ていりょうてき」
と読みます。
定量的の意味
これは、
「物事の様子や変化などを数字に直して分析するさま」
という意味です。
「定量」は「量を定める」となり、「一定の分量」を意味する言葉です。
これに「的」が付くので、「量を定めたような」という意味になる。
具体的には、
「4月の苦情数を100として、毎月の増減率を確認する」
という表し方を、「定量的に見る」と言います。
また、「数値化していないものを数値化する」意味もあります。
例えば、「顧客の反応を点数で表しました」と、
言動を数値化し比較できるようにすることを「定量化」といい、
その変化を見ることを「定量的な分析」と言う。
数値にして、その数値を定め、変化を見る。
そんなイメージで考えると良いです。
似た言葉で「定性的」がありますが、
こちらは分量ではなく性質を表します。
数値ではなく性質の変化を確認する場合に使います。
例えば、「顧客の反応を良い、悪い、無反応でまとめ、変化を見ました。」と、
数値ではなく言葉で表して定めることが「定性的」です。
「感覚」と考えるとわかりやすい。
数値か数値でないか、そこで使い分けましょう。
定量的の使い方
・定量的研究は、物理学や化学といった自然化学における基本的な研究スタイルだ。
・定量的な指標であるPVで見る。
・投資効果を定量的に評価する。
以上、定量的の意味とはでした。