「引き合いに出す」
とはよく耳にしますが、よく考えると意味がわからない言葉。
また、この言葉は複数の意味を持つため、ちょっと難しい。
しっかり読んで、しっかり理解してほしい。
引き合いの意味
これは、
「お互いに引き合う」
が本来の意味です。
この意味から転じて、下記3つの意味で使われます。
1、証拠や参考とするため例に引くこと。
2、売買注文。また,売買条件の問い合わせ。
3、仲をとりもつこと
基本の意味としては「引っ張り合う状態=結びつく・繋がる」です。
1は「前例を引き合いに出して説明する」のように使います。
「今回の計画と前例を引き合わせる」といった意味です。
2は「新商品の引き合いが殺到する」と使い、
「私も欲しい!俺も欲しい!」と新商品・販売者と繋がりたい(契約したい)意味。
3は「先生からの御引き合いで無ければ」と、
「お互いの手を引っ張り合わせる」という意味。
ビジネス用語としては、2の売買注文・問い合わせの意味でよく使います。
「○○社から引き合いが来ました」と、取り扱いたい会社からのオファーのようなものです。
営業系の仕事ではこの使い方が多いと思います。
引き合う状態をイメージして意味を理解したい。
引き合いの使い方
・前例を引き合いに出して、再度検討する。
・商品の引き合いが殺到して、生産が追いつかない。
・この引き合いは断るべきか?以上、引き合いの意味とはでした。