「今回の事態については真摯に受け止めております。」
よく聞きますが日常で使うことはほぼない。
社外向けの謝罪にてよく使われます。
なお、進撃の巨人の「撃」とは漢字が違うので気をつけましょう。
真摯の読み方
これは、
「しんし」
と読みます。
真摯の意味とは
これは、
「まじめでひたむき、事を一心に行う」
という意味です。
よって、先ほどの例でいくと、
「今回の事態については、真剣に受け止めております。」となります。
「とても重要な事として受け止めている」、ということを伝える言葉です。
「決して軽く考えていないよ」、ということを伝える便利な言葉。
例えば、次の軽い文章を真摯を入れて重くします。
軽い文章:「今回のクレームについては、現在対応中です。」
重い文章:「今回のクレームについては真摯に受け止め、現在対応中です。」
何でもかんでも使われているので、真摯を軽く感じる人もいると思いますが、
それでも一言付けるだけで真面目さをアピールできる便利な言葉です。
後は、口だけとならないよう、納得の結果を示すことを忘れずに。
漢字それぞれの意味も解説します。
「真」は「まこと、うそのないこと」という意味の漢字。本字は「眞」。
語原は「死者」と「倒れた首」の組み合わせ。
「のたれ死んだ人」を表す漢字です。
死は偽ることのできない絶対的な真実であることから、「まこと」という意味になった。
「摯」は「しっかりつかむ、とらえる」という意味の漢字。
語原は「手」と「捕らえる」の組み合わせ。
しっかりとつかみ捕らえることを意味します。
その意味からやや転じて、「手厚い、真面目に」という意味にもなります。
合わせると「嘘なく真面目にとらえる」という意味になる。
当たりまえのことですが、それを伝えるために使う言葉です。
乱用せず、責任を持って使うようにしたい。
真摯の使い方
・日本はこれを基に真摯に行動すべき。
・結果を真摯に受け止め、対策を検討いたします。
・原点「金型づくり」への真摯な姿勢を守り続けて。
以上、真摯の意味と使い方でした。