「作業の進捗状況を報告せよ。」
ビジネス用語として定着しています。
進捗、進捗とうるさい!と感じる人も多くいることでしょう。
進捗の読み方
これは、
「しんちょく」
と読みます。
「ちょく」は音読み。
訓読みは「捗る(はかどる)」です。
進捗の意味とは
これは、
「物事が進みはかどる」
という意味です。
「はかどる」というのは「物事が順調に進む」という意味。
したがって、ただ進むのではなく、「はかどって進んでいる」という意味を持つ言葉です。
そのため、「進捗する」と、順調なことを表すのが本来の使い方。
ビジネス用語としては、
「進捗具合・進捗状況」など熟語を合わせて使われることが多いです。
冒頭の例は、
「作業の進行と捗り具合を報告せよ。」という意味なります。
「ここまで進んでいます。このように順調です。」そういう返答をしたい。
ただ、単なる「進み具合」という意味でも使われるので、
会社それぞれの「進捗」の考え方を最初に理解しましょう。
最後の漢字それぞれを解説します。
「進」は「すすむ」という意味の漢字。
語原は「行く」と「鳥」の組み合わせ。
「鳥占いの結果を元に行く」を表す漢字とされています。
「捗」は「はかどる」という意味の漢字。
語原は「手」と「歩く」の組み合わせ。
「手が次々進む」を意味します
二つを合わせて、「はかどり前進する」という意味になります。
ちゃんと事が進んでいることを表すのが進捗です。
また、それを示すものでもありますので、作業の進行具合を提示するようにしましょう。
進捗の使い方
・建設中の高速道路の進捗状況を報告する。
・清水建設工区の地下鉄進捗75%。
・明らかに進捗が遅れているのだから、叩かれるのは当然。
以上、進捗の意味でした。