「当該製品の説明をいたします。」
「当該商品はこちらとなります!」
こんな風に仕事では一般的に使われる言葉です。
漢字を反対にした「該当」との使い分けは?など解説。
当該の読み方
これは、
「とうがい」
と読みます。
当該の意味とは?
これは、
「そのことに関係ある物事・現在話題に上がっている物事」
という意味です。
具体例でいきます。
製品Aで不具合が発生しました。
メールで最初は「製品Aでフタが外れるという不具合が発生しました」と書きます。
しかし、2度目のメールからは皆は不具合内容を知っているため、
「当該不具合についてですが、」と略したような形で書きます。
「不具合が起こった製品Aは」、「製品Aについては」、「製品Aは、」
とするよりも、「当該製品は」、とした方がわかり易い。
このようなメールをする時には、「該当(がいとう)」という言葉も使います。
「該当する製品については、、、」と。
「該当」は、動詞として「○○する」という使い方が一般的です。
ほぼ同じ意味ですが、使い方がこのようにやや違うため、気をつけましょう。
それぞれの漢字の意味も説明します。
語原はどちらも不明確なので省略。
「当」は「あたる、あてはまる」という意味。
「該」は「そなわる、みな」という意味。
当該は現在の事柄について「そなわってあてはまる=条件が当てはまる」を意味します。
そのものと一致することを意味する熟語です。
最後に使い方を書いて終わります。
当該と該当の使い分けの例
・この仕様に該当する製品はこちらです。
・当該仕様はA製品しかない。
当該の使い方
・当該技術を実施可能とする医療機関の一覧。
・複数の関係者によると、当該選手に資格停止などの罰則を科した。
・当該委託先に対して個人情報の管理体制を確認する。
以上、当該の意味でした。