「彼のワンマン振りには困ったものだ」
とやや悪口のような感じで使うカタカナ語です。
この言い方は日本でしか通じないので注意しよう。
英語では「one man」と書きます。
ワンマンの意味
これは
「他人が言っていることに耳を貸さずに、独断で組織などを動かす人」
または、
「一人だけの」
という意味です。
「ワンマン社長」は「独裁者的な社長」という意味。
「ワンマン電車」は「車掌がおらず運転手のみ=一人だけの電車」という意味。
車掌と運転手が協力して運行するのが理想なのですが、経費削減でワンマンに。
バスも「ワンマン」なのですが、バスは基本的に一人なのでワンマンとはほぼ呼びません。
スポーツでも使う言葉です。
例えば、パスを要求しても全くパスすることがない身勝手な行動を「ワンマンプレー」と言います。
ただ、「彼のワンマンショーだった」は「彼だけが大活躍したプレイだった」という意味。
このあたりは言葉の流れで意味を考えたい。
「ワンマン」は和製英語ですが、
「一人の」という意味で「one-man」は英語でも使われます。
「私の社長はワンマンだ=Our boss is one man」という意味では通じないので気を付けよう。
その場合は独裁者という意味を持つ「autocrat」、
または指図するという意味の「dictate」を使うのが良いでしょう。
「Our boss is a autocrat(dictator)」と書けば通じます。
ただ、ちょっと大げさな表現になる。
「man」と「男」を意味する言葉ですが、
女性にも使っても問題はありません。
ただ、看護婦が看護師に、スポーツマンがアスリートになったように、
近い将来は変わるかもしれません。
ワンマンの使い方
・人生初となるワンマンライブを開催する。
・それもこれも一族のワンマン経営による弊害でしかない。
・チームプレーを逸脱するようなワンマンプレーは許されない。
以上、ワンマンの意味とは?でした。