「君の言っていることはパラドックスだね」
褒められているのか、貶されているのか分かりにくい言葉。
パラドックス…複雑なので正しい意味を理解しておきたい。
パラドックスの意味
パラドックス（paradox）は、
ギリシャ語のparadoxa（定説に逆らうもの）が語源。
日本語に訳すと「逆説」となります。
一見真理に反するようだけど、よく考えると一種の真理を表していることや、
逆に一見正しくないようでも、実際には真理をついている様子を意味します。
ある命題から正当な道筋を通って導き出されたように見えるのに、
実は結論で矛盾をはらんでいる、という意味もあります。
例えば、パラドックスとしての有名な言葉は｢急がば回れ｣という言葉。
真っ直ぐ最短距離で行った方が早く着くと考えがちだけど、
実際は障害などが多々あるので、回って行くのが早いよ、というもの。
一般に正しいと思われている説と全く反対の説で正しさを証明することを逆説と言います。
｢負けるが勝ち｣と、正しさを完全に証明できないものも逆説とされます。
「負けた方が損害は少ないので、あえて負ける。俺の勝利だ！」と。
数学や哲学の分野には有名なパラドックスがたくさんあります。
｢パラドックス｣で検索するといろいろ出てくるので、
興味ある方は一度見てみてください。
パラドックスの使い方
・彼は様々なパラドックスで論破する。
・パラドックスをもちいた推理で事件を解決した。
・彼女の文章はパラドックスに富んでいて面白い。
以上、パラドックスの意味とはでした。