車や時計、カメラが趣味ならよく聞く「オーバーホール」という言葉
英単語で想像してもよくわからないのは、「ホール」は穴の「hole」ではないため。
語源を知っておこう。
オーバーホールの意味
オーバーホール(Overhaul)は、
「分解検査する」「徹底的に見直す」という意味の言葉です。
具体的には、
「機械製品を部品単位まで分解して掃除や調整等を行い、
再度組み立てて新品時の性能に戻したり近づけたりする作業や点検」
のことを意味します。
一言で言うと、「全てを分解しての検査・修理」となります。
ネット上や専門誌などではOHと略して書いたりもします。
機械に限らず、楽器でもオーバーホールは行なわれるので、
広い業界で使われている言葉です。
似た言葉として「リストア(restore)」がありますが、
こちらは「回復する」という意味になり、古くて使えなくなったものを修繕する意味です。
オーバーホールは調子が悪くなったものを回復させるような意味合いです。
単語の意味を分解して考えると、
「over」は「上方に、超える、過剰な、隅々まで、全体を覆う」という意味。
「haul」は「強く引く、運搬」という意味。
合わせると「隅々まで引く・運搬=完全分解」といった意味になります。
一生ものはオーバーホールをして、大事に使いたい。
オーバーホールの使い方
・手巻きの時計は定期的にオーバーホールに出せば一生モノだ。
・器材を安全に使うためにはオーバーホールが不可欠だ。
・身体のオーバーホールだと思って、人間ドックを受けに行く。
以上、オーバーホールの意味とはでした。